Dolmen Pressでは、Tシャツのプリントをシルクスクリーンでやっております。シルクスクリーンは昔からある印刷技術です。いわば版画みたいなもので、1個型を作れば何枚でも同じ絵柄を印刷できます。アンディ・ウォーホルはこれで作品を大量生産しました。
現在ではオンデマンド印刷といって、Tシャツに直接インクジェットプリンタでプリントする技術がありますが、私はシルクスクリーンが好きなので、これでTシャツを作っていこうと思っています。一つの型から、同じ柄が連続して再現されることにフェチズムを感じます。また、同じ型で印刷してもインクの量や刷り方で、絵がにじんだり、かすれたりするのも好きです。機械のような行為の中にも生物のイレギュラーさを見るような感じがします。
シルクスクリーンは、スクリーンに感光材(紫外線で固まる薬品)を塗り、デザインの原稿を貼付け光を当て、その後洗い流すと原稿(黒い部分)だけ抜けて、そこがインクを通すという仕組みです。抜けた部分はメッシュ状になっていて、そこにインクを刷るので、アナログな手法ながら、コンピュータのドット絵の様なイメージです。
基本的に一枚の型で一色です。光と感光材の関係で、固まるか固まらないかで図柄が決まります。ONかOFFか、0か1かです。このへんもアナログでありながらデジタルな感じが面白いです。
結果、白か黒かなのではっきりした絵柄になってきます。似た様な表現を探すと、1枚の紙を切って残った部分が図になる切絵があります。なので、切絵はそのままスクリーンにする事が簡単なため、切絵でなにかデザインを考えてみようと思いました。

連続模様の切絵です。機械的な反復と手作りの暖かみが同居しています。
シルクスクリーンがドット絵の様だということと、同じ絵の反復で思いついたのがインベーダーです。インベーダーは、すごく粗いドットのキャラクターですが、とてもかわいい。数個の点だけで出来てるのに個性があります。

デジタルなドット絵を手で切り出す。切りくずがドットです。

3種類作りました。今にもゲームができそうです。
今回は、『デジタルとアナログの同居』というテーマに(結果的に)なりました。これでTシャツをつくってみようと思います。てか、まだ1着もTシャツを作ってませんね、いいかげんつくんないと!
posted by Dolmen at 12:44|
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